2021年2月15日
いきなりですが、「雨樋を交換する」タイミングって、よく分からないですよね?
多くの方は、「雨樋が外れたから・・・」など目に見える不具合があってから、雨樋交換のご依頼を受けるケースが多いのですが、雨樋って、家にとって、とてもとても大事な箇所です。
雨樋をほったらかしにしていると、ひょっとしたら、見えない箇所で雨漏りをしているかもしれません!
実は雨樋から雨漏りしているケースが少なくありません!
「なぜ雨樋から雨漏り?」かというと、理由があります。
縦の雨樋は、こちらの写真のように外壁に固定されております。
この固定されている部材を「デンデン」と呼んでいるのですが、デンデンは外壁に固定されているので、つまりは外壁に穴をあけている箇所になります。
施工時は、写真のように穴開け箇所にシーリング材で隙間を埋めているのですが、そのシーリングが劣化したり、地震や台風で、デンデンの穴が大きくなったりすると、その穴から雨水が壁面に侵入してきます。
マニアックな話をすると、デンデンの勾配(傾き)は、通常外に向かって下がっていないといけないのですが、逆になっていると、デンデンから、水が伝ってしまい、雨漏りするリスクが高くなってしまいます!
これが雨樋から雨漏りする理由になります!
さらに怖いのが、雨樋からの雨漏りは、家の内部で水が垂れるような、雨漏り現象がなく、壁面内でジワリジワリと雨水が侵入し、やがて柱などの家の構造部材を腐食させるような、目に見えないかたちで家にダメージを与えてしまう地味なタイプの雨漏りです。
雨樋は地味なパーツに見えますが、実は家にとって大事なパーツです!
ぜひご自宅のデンデンをチェックしてみてはいかがでしょうか?